ホームページのリニューアル、その前に。問い合わせが来ない原因を切り分ける4つのチェック

ホームページのリニューアル、その前に。問い合わせが来ない原因を切り分ける4つのチェック
Webデザイナー きよみん

こんにちは!
ついつい口を出しすぎるWebデザイナーきよみんです!

アシスタント  クリちゃん

こんにちは!
アシスタントのクリちゃんです!

「そろそろHPを作り直したほうがいいのかな」と思いながら、そのまま2年、3年と過ぎてしまっている…。

ヨガ・ピラティス教室やサロンのオーナーさんから、いちばん多くいただくご相談のひとつです。

きっかけは「見た目が古く感じる」「スマホで見づらい」あたりのことが多いのですが、お話をうかがっていくと、本当に引っかかっているのはそこではありません。

作り直したのに問い合わせが増えなかったら、どうしよう。

その不安があるから、決められないまま止まっている。以前に制作会社へ依頼して、伝えた要望をそのまま形にしただけのサイトが納品されて終わった、という経験をお持ちの方はなおさらです。

この記事でお伝えしたい結論は、ひとつだけです。リニューアルが必要かどうかは、見た目では決まりません。 問い合わせが来ない原因を4か所で切り分ければ、全面的に作り直すべきなのか、一部を直せば足りるのかは、ご自身で判断できます

今のご自身のサイトを開きながら、この記事を読み進めてみてください。

目次

ホームページのリニューアルは「古くなったから」ではなく「役割が果たせていないから」考える

開設してから3年経つんだけど、そろそろ作り直す時期なのかな?

年数じゃなくて「今のサイトがどこで止まってるか」で決めようね!

ホームページには、集客の中で果たすべき役割が3つあります。

1、発見してもらう
2、信頼してもらう
3、予約してもらう

問い合わせが来ないときは、必ずこのどこかで止まっています。

ホームページ集客が発見してもらう、信頼してもらう、予約してもらうの3段階で進むことを示すフロー図

1、発見してもらう段階で止まっている
そもそも検索しても出てこない、SNSからサイトへ人が流れていない

2、信頼してもらう段階で止まっている
開いてもらえてはいるが、数秒で閉じられている

3、予約してもらう段階で止まっている
読んでもらえているのに、予約ボタンが押されない

どこで止まっているかによって、必要な打ち手はまったく変わります。

ところが「見た目が古いから」を理由にリニューアルを始めると、この3つのどこを直すのかが決まらないまま、デザインだけが新しくなります。

結果的に写真がきれいになり、フォントが今っぽくなっても問い合わせの数は変わらない。作り直した側からすると、これがいちばんつらい結果です。

今のサイトの状態から、必要なのが全面リニューアルなのか部分改修なのか、いったんの目安を出してみます。

今の状態必要なのは目安
そもそも検索で見つからない部分改修+サイトの外側の施策全面リニューアルは後回しでよい
見てもらえているが、すぐ離脱される部分改修(トップページ・ファーストビュー)数ページの作り替えで届く場合が多い
読まれているが予約に進まない部分改修(導線・予約ページ)予約までの動線設計が中心
誰に向けたサイトか自分でも説明できない全面リニューアル設計からやり直す価値がある
スマホで崩れる/自分で更新できない/表示が遅い全面リニューアル土台の作り替えが必要

ここで、はっきりお伝えしておきたいことがあります。

はっきりお伝えしておきたいこと

「作り直したい」とご相談に来られる方の多くは、実は作り直しが必要なのではなく、「誰に向けて何を言うか」が決まっていないことが多数あります

決まっていない状態のまま新しいサイトを作れば、器が新しくなるだけで、載る言葉は前と同じものになります。順番が逆なんです。先に決めるのは、デザインではなく中身のほうです。

問い合わせが来ない原因を切り分ける4つのチェック

どこが悪いのか、自分のサイトを見てもよくわからないんだよね…

上から順に4つだけ見てみて!だいたいどこかで引っかかるよ。

ここからが本題です。今のサイトをスマホで開いて、上から順に4つチェックしてみてください。それぞれ「確認方法」と「当てはまったらどうするか」をセットにしています。

問い合わせが来ない原因をターゲット、導線、コンテンツ、土台の4領域に分けて確認するチェックリスト

1. ターゲット|「誰のためのサイトか」が1文で言えるか

確認方法は簡単です。トップページのいちばん上に書かれている文章(=キャッチフレーズ)を声に出して読み、ユーザーは「これは私のことだ」と思ってもらえるかを見てください。

「心と身体を整える、やさしい時間を」のような、どのお店にも当てはまる言葉になっていないでしょうか?

もし当てはまった場合、作り直すより先にやることがあります。届けたい相手を決め直すことです。ここが決まっていない状態でデザインを新しくしても、刺さらない言葉がきれいなレイアウトで並ぶだけになります。

誰に向けるかの決め方は、以下の関連記事で詳しく書いていますので、ご覧ください。

また、地図アプリや「地域名+業種」の検索から見つけてもらえていない場合は、サイトの中身ではなくGoogleビジネスプロフィール側に原因があることもあります。その場合はこちらが参考になります。

2. 導線|予約・問い合わせまで何回タップするか

スマホでトップページを開き、予約ボタンにたどり着くまでのタップ数を数えてみてください。 BestCreateでは3回を目安に見ています。3回以上かかるなら、途中で離脱されている可能性が高いです

ページ表示からメニュー、スクロール、予約ページ、予約ボタンを経て5回目で予約フォームに着く導線のフロー図
タップ数が増えるサイトの例

ページが表示される

メニューを開く、予約ボタンがない(1回)

途中までスクロールする(2回)

予約ページへ移動(3回)

予約ボタンをタップ(4回)

予約フォーム(5回)

当てはまった場合に必要なのは、作り直しではなく部分改修です。

  • 画面の下に追従する予約バーを足す
  • ボタンの文言を「お問い合わせ」から「体験レッスンを予約する」に変える
  • ファーストビューの中にボタンを1つ置く

などの改修で数字が動くことがあります。

3. コンテンツ|料金・メニュー・場所・人が載っているか

初めてサイトに来た人が知りたいことは、ほぼ4つに絞られます。

  • いくらかかるのか
  • 何をするところなのか
  • どこにあるのか
  • 誰がやっているのか

この4点が、迷わず見つかる場所にあるかを確認してください。

とくに料金は、「載せると比較されそうで怖い」という理由で伏せているサイトが多い項目です。ただし、知りたいのに書かれていない場合のユーザーの気持ちも考えてみてください。

金額がわからないお店に、初めての人が問い合わせをするのは勇気が要ります。載せるかどうかを迷うときは、「安く見せたいか」ではなく「初めての人が安心して一歩を踏み出せるか」で判断してみてください

当てはまった場合も、ページを足せば足ります。作り直しは不要です。

4. 土台|スマホ表示・表示速度・自分で更新できるか

最後は土台です。次の3つを確認してください。

  • スマホで開いたときに、文字や写真が画面からはみ出したり重なったりしていないか
  • ページが表示されるまでに待たされる感覚がないか
  • お知らせを1本、自分で追加できるか

表示の速さについては、Googleが「読み込みの主要な部分が2.5秒以内に表示される状態」を良好な目安として公開しています。体感でおおむね3秒を超えると、読む前に閉じられやすくなります。

厳密な計測環境によって数値は変わるので、まずは自分のスマホで開いて「待たされる感じがあるか」で見てみてください。

ここがダメな場合は、全面リニューアルの判断が妥当です。 土台が古いままだと、上の3つを直しても効果が出にくく、直すたびに費用と手間がかかり続けます。

4つを見終えた判断の目安

1〜3が×の場合
部分改修から始めるほうが、時間もお金も無駄になりません

4が×の場合
全面リニューアルをお勧めします

全面リニューアルと部分改修、どちらを選ぶかの決め方

どうせやるなら、全部きれいに作り直したほうがいい気もしてきた…

全部やるほど「どこが効いたか」がわからなくなるから気をつけてね!

どちらを選ぶかは、次の4つの軸で比べると決めやすくなります。

比較軸部分改修全面リニューアル
判断にかかる時間直す箇所が限られるので決めやすい構成から決め直すので考えることが多い
途中で止まるリスク公開したまま少しずつ直せる準備期間が長く、途中で止まりやすい
効果が出るまでの期間短い。直した箇所の反応をすぐ見られる公開までは変化がない
手戻り土台が古いと、あとで作り直す分が無駄になるまとめて整うので手戻りは少ない

部分改修で足りるケース

1. 予約ボタンの位置や文言など、導線だけが弱い
2. 料金・メニュー・アクセスなど、足りないのは情報で、器は使える
3. スマホでも問題なく表示され、自分で更新もできている

全面リニューアルにしたほうが結局早いケース

1. 誰に向けたサイトかが決まっておらず、構成から考え直す必要がある
2. スマホ表示が崩れる、表示が遅いなど、土台に原因がある
3. 更新のたびに制作会社へ依頼が必要で、直したい箇所が溜まり続けている

費用については、この記事では触れません。金額の考え方と内訳は以下の関連記事を読んでみてください。

リニューアルを決めたあとの進め方|依頼前に自分で決めておく3つのこと

この3つを決めてから相談すると、打ち合わせが一気に早くなるよ!

全面リニューアルを選んだ場合、制作会社に相談する前に決めておきたいことが3つあります。ここが決まっていないまま依頼すると、要望をそのまま形にしただけのサイトができあがり、前と同じ結果を繰り返すことになります。

ホームページのリニューアルを依頼する前に、一番してほしい行動、残すものと捨てるもの、公開後に誰が更新するかを決めるチェックリスト

(1) このサイトで一番してほしい行動を1つに決める

体験予約なのか、公式LINEの登録なのか、問い合わせなのか。1つに絞ってください。3つ並べると、どれも押されなくなります。

(2) 今のサイトで残すもの・捨てるものを決める

ページを一覧にして、残す理由が説明できないページには×を付けてください。「せっかく作ったから」は残す理由になりません。ページ数が減るほど、見る人は迷わなくなります。

(3) 公開後に誰が更新するかを決める

自分で更新するのか、依頼するのか。ここを決めておかないと、公開日がいちばん新しい状態のサイトになってしまいます。自分で更新する前提なら、その旨を最初に伝えておくと、管理画面の作りやすさまで含めて設計してもらえます。

相談のときは、今のサイトのURL、4つのチェックのどこが×だったか、この3つの答えを持っていくと話が早いです。こちらから聞いておきたいのは、「公開後に自分でどこまで直せるか」「効果をどう測るか」の2点です。

ホームページを自分で直せる範囲と、相談したほうが早い場面

まず自分で試すのは大歓迎!ただし期限は決めておこうね。

全部を任せる必要はありません。ご自身で手を入れられる範囲は、意外と広いです。

自分で直せること
  1. 予約ボタンの位置と文言
  2. 営業時間・料金・メニューページの更新
  3. 写真の差し替え
  4. お知らせやブログの更新
相談したほうが早いこと
  1. 誰に向けたサイトかの設計
  2. サイト全体の構成やページの並び
  3. スマホ表示の崩れ、表示速度の改善
  4. 予約システムや外部ツールとの連携

まず自分で試してみるのは、まったく悪いことではありません。むしろ、自分のサイトを触った経験があるほど、相談の内容が具体的になります。

ただし期限は決めてください。2〜3か月やってみて数字が動かないなら、原因は自分で直せる範囲の外にあるはずです。 そのときは相談に切り替えたほうが、結果的に早く進みます。

まとめ

  • リニューアルの判断は「見た目が古いか」ではなく、4つのうちどこで止まっているかで決まる
  • ターゲット・導線・コンテンツ・土台の4つを、今のサイトを開きながら確認する
  • ×が土台だけなら全面リニューアル、それ以外は部分改修から始める
  • 作り直す前に、誰に何を届けるサイトなのかを決める
  • 自分で試すのはよいこと。ただし2〜3か月で数字が動かないなら相談に切り替える

4つのチェックのうち、どれが自分に当てはまるのか判断がつかない。その状態のままでも大丈夫です。BestCreateでは、デザインだけでなく、ターゲット・導線・見せ方まで一緒に整理します。今のホームページに必要な一手を、一緒に考えましょう。

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次のブログでまたお会いしましょう!

アシスタント  クリちゃん

ばいばい、またね〜!

参考・参照URL

※2.5秒という目安は、Googleが公開しているLCP(読み込みの主要な部分が表示されるまでの時間)の基準です。3秒はあくまで体感の目安で、公的な基準ではありません。測定する端末や回線によって数値は変わります。最新の基準は上記のページでご確認ください。

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